ここでは運動不足が腸内フローラを悪化させる原因になるということについて述べています。
運動をこまめに行わないと、腸が刺激されずにぜん動運動が起こりにくくなるため、便秘がちになります。
もし便秘によって便が排出されず、長期間大腸内に止まると、悪玉菌が増殖し、腸内フローラを悪化させてしまいます。
近年、自動車やパソコンの普及により、移動中も仕事中も座りっぱなしという方が増えていると思われますが、このような運動不足が便秘を引き起こすとも言われています。
さらに運動不足は大腸がんのリスクを高めるということが、世界がん研究基金(WCRF)などの調査で分かっています。適度な運動は確実に大腸がんのリスクを低下させますので、大腸がんを予防するためにも日頃からなるべく身体を動かすようにすることが大切です。
特に腸腰筋を鍛えるために、エレベーターを使わずに階段を登ったり、太ももを交互に上げ下げしたりすることは、腸の働きを活発にして腸のぜん動運動を促すことにつながっていきます。