ここではジャラハニーと腸内環境について述べています。
「ジャラハニー」とは、ユーカリの一種で、オーストラリア南西部だけに自生するジャラという特殊な木の花から採れるはちみつのことです。
その「ジャラハニー」には、ピロリ菌、ガンジタ菌、黄色状ブドウ球菌などの抑制に効果だという強い殺菌・抗菌作用があるとされています。
そしてこのジャラハニーの天然の抗菌力は「トータル・アクティビティー(TA)」という単位で表されていますが、ジャラハニーがもつ強い殺菌・抗菌作用は、腸内の悪玉菌の増殖を防ぐのにも役立つと考えられます。
また、ジャラハニーには「酪酸菌」と呼ばれる菌が多く含まれていることが、オーストラリア政府農村研究開発公社の研究によって分かったといいます。
この酪酸菌は、短鎖脂肪酸の一種である酪酸を作り出す菌だというのですが、ビフィズス菌や乳酸菌の発育を助けるといわれており、美容や便秘の解消にも効果があるといわれています。
さらにジャラハニーをはじめとした純粋蜂蜜・生ハチミツには、オリゴ糖やグルコン酸が含まれているため、善玉菌を増やして腸内の環境を整えるという整腸作用があります。そのため、ジャラハニーは便秘を改善したり、腸内フローラ・腸内環境を改善したりするのに効果的なハチミツだといえます。
ちなみに、オーストラリアで採れる「マリーハニー」というはちみつも、ジャラハニーとほぼ同じ効果があるとされています。