ここではミドリムシ(ユーグレナ)の腸内フローラ改善効果について述べています。
ミドリムシとは、主に淡水域に分布する約0.05mmの単細胞生物のことです。学名を「ユーグレナ」といいますが、日本では「ミドリムシ」という名称が浸透しています。
またミドリムシに含まれる栄養素としては、生育条件にもよりますが、ビタミン類9種、ミネラル類14種、アミノ酸18種、多価不飽和脂肪酸などが挙げられ、ヒトのからだにとって必要な栄養素がバランスよく含まれています。
それに加え、ミドリムシには特有の成分として、食物繊維の一種「パラミロン」が含まれています。
このミドリムシに含まれているパラミロン(β‐グルカン)は、食物繊維の成分であり、腸内環境を改善する効果があるといわれています。
特にパラミロンはオリゴ糖のように、乳酸菌の働きを活性化する作用もあるとされているため、腸内フローラを改善するためにパラミロンが含まれているミドリムシを摂ることは有効だと考えられます。
また、パラミロンは「炭」のように無数の穴をもっており、体内では余分な油を取り込み、体外に排出するとされています。
そのほか、プリン体を摂取した時に、吸収を抑制するといわれています。
そのため、パラミロンは乳酸菌の働きを活性化するだけではなく、食物繊維としてのデトックス効果(毒出し)も期待できると思われます。
ちなみにこのミドリムシ(ユーグレナ)は、藻の一種でありながら、鞭毛運動をする動物的な性質を持っています。また葉緑体をもって光合成を行なうという植物の特徴も持つ、不思議な微生物だといわれています。
また、一般的に野菜など植物から栄養を摂取する場合、人間には細胞壁を分解するセルラーゼという成分がないため、よく噛んでも栄養消化吸収率は40%前後だといわれていますが、ミドリムシは細胞壁が無いため、栄養吸収率が93.1%前後だとされています。
このようにミドリムシ(ユーグレナ)は栄養吸収率が高いため、効率的に栄養素を体内に補給できるという特徴があります。
さらに、ミドリムシが持つ栄養素はビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、多価不飽和脂肪酸など、59種類にも及ぶと言われてます、
特にヒトのからだを構成するための原料となるアミノ酸のバランスが良く、アミノ酸スコアも83と高くなっています。
それに加えて、主に青魚に含まれており、からだが不足しがちな必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)も、ミドリムシには含まれています。
そのため、ミドリムシ(ユーグレナ)をサプリメントから補うことは、腸内フローラを改善するだけではなく、からだにとって必要な栄養素をバランスよく補給するのに効果的だと考えられます。
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しかし、ミドリムシのサプリメント摂取で、皮疹、紅斑などの中毒疹が出たという事例も報告されているため、服用する際は、用法・用量を守り、体質に合わなければ摂取を中止することが必要です。