「水溶性ケイ素(シリカ)」とは、体内への吸収が可能なケイ素(珪素)のことですが、水溶性ケイ素には腸内フローラを改善する効果があります。
「ケイ素(シリカ)」とは元素記号は「Si」、元素番号は「14」のミネラルです。英語名は「シリコン」で、二酸化ケイ素は「水晶」を構成しているとして知られています。
このケイ素(珪素)は、五臓六腑や毛細血管、脳内ホルモンを分泌する松果体や免疫細胞を教育する胸腺などの主成分となっています。
また、人間の骨やコラーゲンの間にもケイ素が存在しており、ケイ素は骨や肌など、からだの大事な組織をくっつけるセメントや接着剤のような役割を果たしています。
ケイ素はもともと地球上に非常に多く存在しており、イモ類や海藻類、精白していない穀物などにも食物繊維として含まれています。
食物繊維は胃液や膵液に含まれる消化酵素によって分解されず、腸内にまで届いて腸内フローラを改善したり、腸に止まっている有害物質や重金属を吸着し、体外に排出するという解毒作用などがあることが知られていますが、食物繊維にこのような働きがあるのは、細胞の中身を守る細胞壁として働く食物繊維がケイ素で構成されているからなのです。
このケイ素(珪素)には、人体に悪影響を与える重金属や有害物質を吸着して、体外に排出するという働きがあるため、食物繊維がデトックス(毒出し)効果や解毒作用をもつと言われる理由は、食物繊維がケイ素で出来ているからなのです。
しかし食物繊維を普段から多く摂っていれば、ケイ素が体内に吸収されるわけではありません。ケイ素を食物繊維から摂っても体内には吸収されないのです。
ところが「水溶性ケイ素」と呼ばれるものであれば体内に吸収されます。
その「水溶性ケイ素」とは、天然の水晶の内部にまれに見つかる、大変貴重な溶解液である「天然水溶性ケイ素」を、特殊な技術によって人工的に製造したもののことです。
この水溶性ケイ素は、体内に吸収されるため、体の重要な臓器や器官などに作用し、老化の抑制や修復などに機能します。
例えば毛細血管に出来た傷を修復し、血液の流れを良くしたり、加齢によって萎縮した胸腺を若返らせ、免疫細胞を活性化したりします。
また、最初に述べたように、水溶性ケイ素(シリカ)には腸内フローラを改善する効果もあります。
なぜ水溶性のケイ素(シリカ)が腸内フローラを改善するのかといえば、その理由は水溶性ケイ素の強い抗酸化力にあります。
ケイ素(珪素)で構成されている食物繊維が消化・分解されず腸まで届くのは、ケイ素が頑丈に出来ているからなのです。そして、そのケイ素は酸化にも強いため、活性酸素がもたらす酸化にも高い抵抗力を発揮するのです。
そのため、水溶性ケイ素は腸内環境においても、活性酸素の働きを抑えたり、悪玉菌が促す腸内の腐敗を静めたりして、腸内環境をきれいに保つと言われています。
腸内環境がきれいになれば、悪玉菌の不必要な増殖が抑えられます。それに加えて善玉菌が増えやすくなりますし、元気にもなります。
実際、水溶性ケイ素が入っている水に釘を三か月ほど放置しても、ほとんど水は酸化しません。
つまり、水溶性ケイ素には、乳酸菌や短鎖脂肪酸のような働きはありませんが、強い抗酸化力によって腸内環境をきれいにすることで腸内細菌のバランスを整え、腸内フローラを改善する働きがあるのです。
また、腸の若さを保つのにも水溶性ケイ素は役に立ちます。
ちなみに水溶性ケイ素は、体内に摂取しても問題がないことが、厚生労働省によって確認されているため、安心して摂取することが可能です。
もし水溶性ケイ素を毎日の生活に摂り入れるために実際に購入する場合は、「水溶性」であり、かつ「非結晶(アモルファス)」であるかどうか確認することが重要です。
初めて水溶性ケイ素を購入する場合は「珪素のちから」がオススメです。