ここではうんち(便)の見方について述べています。
うんち(便)の色や形状、におい、硬さなどはその時のからだの健康状態を知るうえで非常に重要になってきます。
そのため、排便後はすぐに流してしまわず、ウンチの色や形状などを観察することで、自分の腸内環境が現在どのような状態にあるのか知ることが、より良い腸内フローラ改善のためには必要になってきます。
ちなみに腸内フローラ専門家の辨野義己氏は、『腸を整えれば病気にならない』のなかで、「善玉菌が優勢なバナナウンチ」の性質として、
を挙げています。
また「悪玉菌が優勢なかちかち・ころころウンチ」の性質として、
を挙げています。
1.コロコロ状
ウサギの糞のようにコロコロしていて硬い。色みは黒っぽい、長時間腸内に滞留していたために、水分の含有量が以上に少ない。便秘症の人に多い。
2.カチカチ状
ブドウの房のような形状をし、ごつごつと硬いうんち。やはり便秘症の人に多いうんちの性状。水分量は少ない。
3.やや硬い
表面がひび割れたソーセージ状のうんち。水分量がやや少ない。正常の範囲。
4.快便バナナ
黄褐色でバナナのような形状をした適度な軟らかさのあるうんち。水に浮かび、排便後にトイレットペーパーにうんちがつかないことも。
5.半練り状
軟便といわれ、水分が多く、水に沈んでも崩れない形状のうんち。健康状態を心配するほどでもない。
6.泥状
形がなく、泥のようにべちょべちょとしたうんち。腸内にとどまっている時間が短いために水分量を多く含んでいる。
7.水様状
水のようにほとんど固形物を含まないために液体状のうんち。色も黄色に近い。細菌感染の疑いも。
(福田真嗣 『おなかの調子がよくなる本 自分でできる腸内フローラ改善法』 p85より抜粋)