ここではハチミツアロエベラの腸内フローラを改善する効果について述べています。
アロエベラは、腸内環境を良くする働きがあるといわれている食べ物です。
特にアロエベラのゼリー状の葉肉に含まれている高分子多糖体(多糖類)には、腸内細菌のバランスを整える働きがあるとされています。
このことに関して、たとえば薬学博士の久郷晴彦は、
と述べています。(参考 久郷晴彦『奇跡の有機アロエベラ』)。
さらに、長谷川恵氏の『腸内環境を変えたい人はアロエベラを食べなさい』によれば、善玉菌を増やす栄養成分として代表的なのは、食物繊維とオリゴ糖ですが、この組み合わせよりも、アロエベラを摂取したほうが、善玉菌とされるNS9乳酸菌(ラクトバチルス・ファーメンタム)が格段に増えたという実験結果があるといいます。
それに加えて、アロエの多糖類とアロエオリゴ糖は短鎖脂肪酸の生成にも役立つといいます(参考 長谷川恵『腸内環境を変えたい人はアロエベラを食べなさい』)。
このアロエベラにはちみつを加えてみると、簡単に「ハチミツアロエベラ」が出来上がります。
はちみつには、ヒト特有の善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きがあるオリゴ糖やグルコン酸が含まれています。
そのため、はちみつは腸内環境や、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善するのに役立ちますが、さらにアロエベラと組み合わせた「ハチミツアロエベラ」は、より腸内フローラを改善する効果が期待できます。
腸はヒトの免疫の約7割を担っている重要な器官だとされています。
そのため、ハチミツアロエベラを摂ることによって腸内細菌のバランスが整い、腸内フローラが改善されれば、免疫力がアップして風邪やインフルエンザに罹りにくくなるといった、病気への抵抗性が増すことは十分考えられますし、根本的な便秘の予防や改善にもつながっていきます。
このハチミツとアロエベラを組み合わせた「ハチミツアロエベラ」の作り方は簡単です。瓶にアロエベラの果肉を入れ、はちみつに漬けておくだけです。
夏場は発酵が進みやすいので、冷蔵庫に保管しておく必要がありますが、一度はちみつアロエベラを作っておけば、腸内環境の改善に役立ちます。
また、この「ハチミツアロエベラ」を、さらに、ヨーグルトと組み合わせてみるのも、腸内環境を良くするためにオススメです。