ヨーグルトは腸内フローラを改善するのに効果的な食べ物です。その理由はヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌が豊富に含まれているからです。
そのためヨーグルトは「プロバイオティクス」として腸内環境の改善に役立つのです。
では、効果的に腸内フローラを改善するためには、どのくらいの量を摂れば良いのでしょうか?
ヨーグルトから乳酸菌を摂取する場合、「ヨーグルト不老長寿説」を唱えたブルガリアのメチニコフはヨーグルトを1日に300g~500g食べることを推奨したと言われています。
しかし、それだけの量を摂らなくても、毎日200~400g程度食べれば、ヨーグルトは十分、腸内環境を改善し、体調を整えるのに役立ってくれます。
ただし、ヨーグルトによって腸内環境が改善されていくのを実感するためには、途中で食べるのを止めず、毎日、ある程度の量を食べ続けることが大事だと言われています。
また、腸内細菌学のパイオニアである光岡知足氏は、『腸を鍛える 腸内細菌と腸内フローラ』のなかで、「個々のヨーグルトを比べていくと、重要なのは乳酸菌と腸の相性、つまり「どんな種類の乳酸菌が自分の腸を元気にしてくれるのか?」という点だとわかってきます」としています。
さらに「体調の変化がはっきりと感じられないうちは、お通じの状態などをチェックしながら、こうした〝自分と相性のいいヨーグルト〟を見つけるようにしてください。それが、手軽に実践できるヨーグルト健康法の第一歩です」と述べています。
つまり、ヨーグルトで腸内フローラを改善する際に大切になってくるのは、自分のカラダによく合う、お気に入りのヨーグルトを見つけて、毎日、食べ続けていくことなのです。
また、ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は、エサになるオリゴ糖によって増殖すると言われているため、食事の際、オリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれた果物と一緒に食べるのも、腸内細菌のバランスを整えるのに効果的です。
さらに、ヨーグルトにオリゴ糖が豊富なハチミツを混ぜて食べるのも、腸内フローラを改善するのにオススメです。